2022-01-01から1年間の記事一覧

真意の前に

中日新聞のニュースを問うという特集記事を、さらに考える、というその続き。 知事の真意は?、の前に知事の行動が良く判断できない、という前提があって、その行動を時系列に追うと少しは川勝知事の発想、考え方がわかるのではないか、というのが、自分も書…

知事の真意は?

ここ数回、川勝知事の発言や活動を取り上げてきた。知事という立場にもかかわらず積極的にリニア問題に関わる行動をとりあえず確認し、その意味や今後の動向を注視していく上での参考にしたい、ということだったのだが、まさにそういった記事が新聞に載った。…

裁判官ー視察

ついに、というかストップリニア訴訟の担当裁判長と担当官二人が山梨実験線の現場を視察。ここまで来るのに2年かかったという。 この現場視察は原告側が強く要望していたもので、なかなか実現しなかったのだが、コロナも一段落、ようやく重い腰を上げてくれ…

知事ー怒る

川勝知事が神奈川側の運営予定地を視察したらまだ半分も用地買収が すんでいなかった、という話。 それを踏まえた上での、東京ー神奈川間のリニア部分開業を、という提案もかなり大胆というよりは挑発に近いぐらいではないか、とは思うのだが、さらに川勝知…

知事ー視察

前回は川勝知事の、リニア部分開業提案、について。 かなり大胆な発言で、国やJR東海を小馬鹿にしたようなものだろう、というところまで。 その後、知事は神奈川の工事予定地を視察した、というニュースがあった。そこで知事はびっくり仰天、工事がすぐにで…

部分開通

静岡の川勝知事、工事を許可せずに反対派から見るとまさに 注目の的、どころか救世主と言っても良い存在だろう。 この知事が先日またも新規に注目の発言をした。 静岡が許可しなくとも東京ー神奈川間で部分開通をすればいい、というものである。 これは一種…

外環工事ーこれで最後

外環工事の概観のはずが、工事差し止めを巡る状況が非常に異例とも 言える様相なのでつい何度も触れてしまっており、今回こそそのまとめ。 判決が出て、被告側の敗北と言える内容の差し止めとなったわけだが、その後の動きとして実は被告側何の動きも見せて…

番外ーさらに

東京外環の工事の裁判で、差し止め判決が出た、という話のまとめのさらに追加。 工事の差し止めは部分的のものなので、これを全線に向けての差し止めを求める抗告を高裁に申請した、というのが3月14日。主な根拠としては、部分差し止めの理由が特殊な地盤…

事故の話ー番外

リニア工事で事故が続いて再開のメドもたたない、という話が続いたが 東京外環工事での訴訟の話をまとめてみる。 東京の外環工事はあの大都会の真下の工事で、多くの住民が暮らしているその中での工事。慎重に慎重を重ねて進めなければならないはずの工事で…

また事故?

このところ、春日井などでのシールド工法の事故の話ばかりが続いてきたが 東京の外環工事でもまた事故があったという。 半年前だが、新聞等ではあまり大きく報道されないのはいつものことなのか、知る人も少ないようではある。 今年の3月のことで、これはシ…

春日井工事速報

21年度中に始めるはずの工事が、22年度になっても開始されずそれどころか点検等をしている、といってた話の矢先、JR東海から発表があった。 7月に準備作業の一環としてシールドマシンを作動させ切削を始めたところ、そのマシンのカッター部分に損傷を確…

品川工事も!

前回は春日井市の掘進工事が今年度になってもまだ開始されていない、という話。 単に春日井市の地盤等の部分的な問題かと思ったら、なんと品川工区でも工事が遅れているという。 一体どうなっているのか。 今年の3月までの調査として300mを掘り進める予…

春日井工事

春日井では昨年末から何度も住民説明会が行われ、工事開始への下準備が行われていた。 その工事の調査掘進、今年の2月には終了し工事を開始する予定だったが、いまだに始まっていないという。 確認すると3月の時点で発表があり、終了どころかまだ調査掘進…

静岡とばし

以前よく言われたのは、静岡がリニア工事に反対するのは、のぞみが止まらない、という県民のうらみであるという話。 単純にはのぞみが静岡県内に止まらないのは利用客が少ないというそれだけの理由で、これはこれで普通に説得力のある理由だろう。 ただ、JR…

さらに深読み

川勝知事の期成同盟入会申し入れに対して、同盟側が賛成をしないという話。 知事は、自分はコロナ推進派である、と表明しているのがなんとも同盟側から見ると いやらしいところだろう。 入会を認めないと、その表明を信用していない、ということにもなり、現…

川勝動向まとめ

川勝知事が賛成派の団体、期成同盟に突如参加を申し入れ、転向か、という話のまとめ。 同盟側も喜んですぐに入会を認めたか、と思うとそうではなく、検討する、という返事。これは意外なところで、普通に考えればすぐにでも入会を認め、意見を交換するといっ…

選挙対策

静岡川勝知事のリニアに対する反対の姿勢が軟化、転向か、と反対派がヤキモキしている、という話が前回二つ。 この知事の変化、普通に考えると時期から見て参院選対策の意味が強いのではないだろか。 知事自身は失言問題で議会などでもやり玉にあげられてお…

深読み

リニア新幹線の命運を握る川勝知事がJR側の提案を受諾、リニア賛成派への転向か、という話が前回。 さらに6月に入って促進期成同盟会に加入を申請した。これは賛成派の中に入り込む、というわけで、それこそ賛成派への転向確定か、と反対派には驚愕のニュー…

ちゃぶ台返し

静岡知事川勝さんの続報。 ダムの水を静岡に戻す、という案がJR東海から示された知事が、本当に全量戻しが 可能なのか、と疑問を投げかけた、というのが前回の話。 これは確かにそうで、実際に可能なのか、水不足時の優先度、など問題点は多い。 JR側の苦肉…

リニアジャック

安全性の話、地震とかは確かに不可抗力で防ぎようがないし、起きたら仕方がないので、それを事前予測、いかに被害などを防ぐか、という必ず起きる前提での対策が必要になってくる。 対して人為的なリスク、これに関してはどのような対策が取られているのだろ…

窓の外には

安全性の話からの延長線上で、閉鎖空間、という問題。 深深度を運行するということで、景色等は何も見えないし窓の外は真っ暗、というか窓自体はどうなるのだろう。 防音上の関係で、外は見られない、ということになっていて、その対策としてパラパラ漫画な…

安全性さらに

前回は、リニアの安全性について、飛行機と同じだろう、という話。 これをもう少し考えるとどうなるか。 例えば日本では地震が多い。地上でも震度3,4というのはままある。 さらにこれが地下だとどうなるか。マグニチュードと震度の違い、という話はおいて…

必要性再確認

リニアに対する反対論はありとあらゆる論点が展開されており、その整理もそのたびごと、新たな情報などを考慮してよく考えておくべきだろう。 その最大のものはもちろんコロナ株ではあるが、そことは関連無しでもいろいろな意見が出てきてはいるようだ。例え…

静岡分裂?

リニア工事、開通への最大の障害は静岡で工事が開始されないことであろう。 要は、工事後に静岡の住民の生活の大元の水資源が確保されるのか、ということ。 過去に工事などによって田畑の水の流れが変化し、その田畑が使えなくなるという出来事の起きている…

個人情報

リニア問題と並んで語られる東京の外環道路工事。 ここでの陥没事故の結果、様々な住民訴訟が行われている中、また新たな問題が発生。 個人情報漏洩である。 陥没事故のあと、近隣河川での泡の発生、個人宅のひび割れ、など様々な情報が公共機関、JR東日本に…

陥没発生

よくもこれだけ連続で問題が発生するものだと逆に感心するぐらいか。 北海道の新幹線トンネル工事現場で、地表面に陥没が発生、という発表があった。 リニアとは直接関係ないが、同じJRの同じシールド工法を使った工事の状況での地上での陥没発生である、全…

声明

沿線住民ネットワークの原告訴訟団が声明を出した。 半年間で4回のトンネル工事事故に対して、直ちにリニア工事を中止せよ、というもの。 JR東海は、工事施工者の管理ミス、ということで片づけてしまっており、大企業はそういうものだろうが、関係者から見…

重点施策

JR東海の2022年度の重点施策が発表になった。 で、これ、毎年発表になるのだが、前年や過去の施策と比較、検討してる人は いるのだろか。 2021年度、2020年度、2019年度と今年、はっきり言って全く同じである。 一言一句変化がない、かえっ…

リニアと戦争と平和と

重大なリニア工事事故が続いた中で、今回は少し違った視点から。 ロシアのウクライナ侵攻で世界が震撼する中、日本の身近な団体も戦争反対の声をあげ、抗議行動も各地で活発に行われているよう。 そして、リニアに反対する地元の会も関連する声明を発表した…

リニア事故再び

先週、リニア工事愛知の現場で人身事故が発生。合わせて各県では工事を中止、安全性の確認などが行われた。しかし、長野ではほんの一両日工事を中止しただけで、すぐに工事を再開、これでは本当に安全性を担保できるのか、形式的にすぎないのではないか、と…