声明
沿線住民ネットワークの原告訴訟団が声明を出した。
半年間で4回のトンネル工事事故に対して、直ちにリニア工事を中止せよ、というもの。
JR東海は、工事施工者の管理ミス、ということで片づけてしまっており、大企業はそういうものだろうが、関係者から見るとあまりに無責任で怒りを覚えるのも当然だろう。
大臣がJR東海に対し、安全を徹底するよう求めた、というのもこれは当然で、それが守られていない、ということにつながるので、国側も困ったことにはなっているのだろう、以前触れた異例の要請という問題もあった。
また、工事施工者のみならずJR東海側も、作業員の生命や健康をどう考えているのか、という点では非難を浴びても仕方がないだろう。大規模工事やビル建設に至っては、けが人負傷者当たり前、が当事者の感覚で、そのあたりの感覚のズレがクローズアップされてきている、このあたりは現在の何でもタテマエ社会では当事者にとっては厳しいところで、住民側にとっては大きな追い風、争点になってくるであろうか。
昨年あったシールド工法、シールドマシンについての説明会では、工事の技術上の問題が中心であったが、今後は施工側の危機管理に対する姿勢、のみならず、過去の事故などについても、情報公開、を求めたりするようにはならないものだろうか。
民間企業なので、秘匿、出来るかどうかはやはりそのタテマエによる。
今後の反対運動側の行動にも新たな視点が開けたということであろう。