外環工事ーこれで最後

外環工事の概観のはずが、工事差し止めを巡る状況が非常に異例とも

言える様相なのでつい何度も触れてしまっており、今回こそそのまとめ。

 

判決が出て、被告側の敗北と言える内容の差し止めとなったわけだが、その後の動きとして実は被告側何の動きも見せていない。

抗告という手段に出るのが普通ではあるだろうに、そういった動きが全く見られない。

これはどうしてか。

 

単純に、原告側が高齢でもありほかっておけば自動的にこの裁判は消滅する、とでも思っているのだろうか。

原告側も該当者が一人だけで、高齢であるのは事実。その原告の訴えを受け止めようとはせず、時間を稼いでそれで解決しようとしているのか。

 

判決が差し止めである以上はその効力は有効ではあるとは思われるが、裁判の担当者がいなくなれば、それはそれで別の解決策につながるということなのだろう。

 

同じく、部分的な差し止めではなく、全線の差し止めを求める抗告も行われており、こちらがどうなるか。部分だけでも工事が出来ないのなら、全線開通は不可能であり事業者側はどうしようもないのではあるが、それに対して抗告などの動きがないというのがこれもまた不可解なところ。

さらに、工事は続けられているというのもまして不可解なところで、リニアとますます似た状況になっている現状である。