春日井工事速報

 21年度中に始めるはずの工事が、22年度になっても開始されずそれどころか点検等をしている、といってた話の矢先、JR東海から発表があった。

 

7月に準備作業の一環としてシールドマシンを作動させ切削を始めたところ、そのマシンのカッター部分に損傷を確認し、工事が中止しているとのこと。

だいじょうぶなのか、この工事。

 

遅れていた、ということは準備に準備を重ね満を持しての再開という事だろう。それがいきなりの不具合である。

しかも、カッター部分とはマシンの最重要部分、ここに不具合とは、今までの準備等がすべて無駄になったという事だろう。

 

また、前回などで再三述べたように深深度の工事はまったくの未知数でこのシールド工法が対応できるかどうかもわからない、といった不安材料がある中でのカッター部分の損傷である。

根本的に工法が対応できてない、ということになってくる。

 

発表では、その部分の形状等の見直し、再確認、の上の対応ということだが、そう簡単ではないだろう。少々の変更で対応できるようなら、損傷カッターを交換するなどでも対応できる。そうではなく、基本的な設計からの変更となれば安全性の確認などさらなる時間がかかってくる。それもそう簡単ではないであろう。

 

発表では、工事に遅れが生じる、ということも認めているが、遅れで程度で済むものなのか。心配である。