さらに深読み

川勝知事の期成同盟入会申し入れに対して、同盟側が賛成をしないという話。

 

知事は、自分はコロナ推進派である、と表明しているのがなんとも同盟側から見ると

いやらしいところだろう。

入会を認めないと、その表明を信用していない、ということにもなり、現時点でストップしたままのリニア工事の着工がますます遅れることになる。

 

また、これが大事だが、入会を認めた場合でも、話し合い決着などまずつかない未来予測的な問題がテーマとなっている現状、話し合う、という状況が将来的に無期限に続くだろう、ということ。

 

日本のシステムは、話し合い、決まらない、先送り、の責任転嫁システムで政治経済全て回してきた。平和時ならそれで収まってきた。しかし、リニア工事のような具体的に解決を迫られる問題についてはどうなるか。

 

これも、「話し合い解決」では決定しない以上、結論が出ない状況が続く。リニア推進側にはこれでは困るのだが、自らがそのシステムで行動してきた過去がある以上、すぐには対応できないだろう。

となると、リニア工事が開始されない、のは知事が推進派と言いながら反対してきた、という二枚舌のせいではなく、話し合い解決では決定できない日本旧来のシステムのせい、ということになってくる。

 

知事から見ると、推進派側のせいに出来るのだからこれは歓迎であろう

また推進派もそれをわかっているので、同盟入会、話し合い、にもちこむことを拒否しているのではないか。

 

知事から見た場合、じつにうまい作戦である。結局のところ何も解決せず、何も進展しないのである。

 

そしてこれが参院選にも関連した作戦になってくる。まずはその結果を見た上での両派の動きを見てみたいところではある。