ちゃぶ台返し

静岡知事川勝さんの続報。

ダムの水を静岡に戻す、という案がJR東海から示された知事が、本当に全量戻しが

可能なのか、と疑問を投げかけた、というのが前回の話。

これは確かにそうで、実際に可能なのか、水不足時の優先度、など問題点は多い。

JR側の苦肉の策、というよりは思い付きの案に近いだろう。

知事の心配も理解できるところである。

 

しかし、しばらく様子を見ていると、知事は「JR東海の案は検討に値する」と一転、JR側の提案にすりよる発言をし、リニア反対派にとっては青天の霹靂、川勝知事がリニア反対から賛成派に変わったのか、と注目を集めることになった。

 

今までは反対派の支えとなっていた川勝知事、JRの提案には否定的な発言しか発表せずその姿勢は一貫していた。ダムの水を戻すという案にも従来通りの姿勢で全く理解を示そうとはしていなかった。

それが、まさかの方針変更、というわけでリニア工事自体の成否を左右する重大な発想の転換なのか、と反対派にとっては一大事なわけである。

 

詳細が知りたい、具体的にはどうなのか、と反対派がやきもきする中、知事は記者会見で、リニア工事をすぐに許可することにはならない、とも発言、喜んだであろうJR側をけん制することも忘れなかった。

 

知事の発言、まだ影響は続く。