リニア事故再び

先週、リニア工事愛知の現場で人身事故が発生。合わせて各県では工事を中止、安全性の確認などが行われた。しかし、長野ではほんの一両日工事を中止しただけで、すぐに工事を再開、これでは本当に安全性を担保できるのか、形式的にすぎないのではないか、というところが最後の疑問だった。

 

と言ってた矢先、工事を再開した8日、その長野の工事現場で事故が発生。再び工事は中止に追い込まれた。

大規模工事に事故はつきもの、とは言うが、これだけ続くというのも逆に驚くべきことだろう。

工事自体が注目を浴びる中で起きた事故、さらに同じ現場ではなく各県にまたがり、工事担当の施工会社も違うという状況でこれだけ事故が連続するというのはどういったことなのか。

 

各事故の原因は専門的に調べられ、偶発的なもの、予測不可能なもの、人為的なミス、などで、工事自体、工法自体に問題はない、とされているのが現状。

しかしこれはこれで、かえって問題が浮き上がるのではないか。

そういった予測不能な事態が次々に起きること自体がこの工事の問題点と考えられる。

 

また、外環裁判では、シールド工法では工事続行は認められない、という判決が出た。そのため、工法自体の安全の確認、工法自体に問題はないというのを強調しているのが現在のJR東海の主張であり、拠り所となっているのだろう。

 

まだまだ続報が次々と届く中、工事自体がどうなるか。連絡などを待ちたい。