窓の外には
安全性の話からの延長線上で、閉鎖空間、という問題。
深深度を運行するということで、景色等は何も見えないし窓の外は真っ暗、というか窓自体はどうなるのだろう。
防音上の関係で、外は見られない、ということになっていて、その対策としてパラパラ漫画ならぬ、パラパラ景色、を窓枠に設置する、とかいうトンデモ案も以前は見かけたが、さすがに現実性が無いというか、単に話題作りで持ち出したネタだったのか。
最近は聞かなくなった。
通常の新幹線から景色を撮影して、それを倍速再生、500キロの外観を想定する、という実験?もあったようだが、外が見られないのではこのあたりは全く意味がない、マニアむけの話題に終わってしまう。
別に外の景色など関係ない、地下鉄と同じ、というのは確かに一般論でもあり常識、とはいうものの、地下鉄と言うのはどのぐらいの時間乗っているものなのだろう。
環状線システムの地下鉄にずっと乗っているマニアさんもいるとして、その人たちは一般には括られまい。
また、旅行という視点だと、景色が見られない、というのは案外大きな問題じゃないだろうか。通勤通学などの業務用?帰宅などの短時間必需利用、とはまた違う利用方法ではある。
ビジネス利用のみならず、観光客にもリニアをアピールするとしたら、景色を楽しめない、と、閉鎖空間の息苦しさ、は現実には利用客にとって大きな問題とも考えられる。