陥没発生

よくもこれだけ連続で問題が発生するものだと逆に感心するぐらいか。

北海道の新幹線トンネル工事現場で、地表面に陥没が発生、という発表があった。

リニアとは直接関係ないが、同じJRの同じシールド工法を使った工事の状況での地上での陥没発生である、全く無関係というわけにもいかないだろう。

 

少々複雑な内容のようで、トンネル工事内に巨大な岩盤が発見され、それに対応するためシールド工法に組み合わせる、別の工法、で作業をするために工事をいったん中止、様子見をしているうちに地上での陥没が見つかった、ということらしい。

 

約5mの直径と言うのでこれは大きな陥没である。人家などの無い山中だったから良かったものの、東京の外環のように人口の多いところだったら大変なことになっていたろう。

また、事前にチェックしていたというのは素晴らしいことで、よく発見したものとは思う。もちろんここだけ、とは限らないので今後の続報にも注意が必要だろう。

 

外環のように、発生の理由はまた詳細な説明があるだろうが、大きな岩盤、と新たな工法、というのがキーになるか。実際に工事というのは何が発生するかわからず、工法自体に問題はない、と言っても事実上そこに説明が求められるのは必然である。

 

また、第一報では、シールド工法、という単語が用いられてなかった、というのも少々問題ではあるだろう。稚拙な隠蔽工作、とならないよう、JR側には反省を求めたいところではある。