品川工事も!

前回は春日井市の掘進工事が今年度になってもまだ開始されていない、という話。

単に春日井市の地盤等の部分的な問題かと思ったら、なんと品川工区でも工事が遅れているという。

一体どうなっているのか。

 

今年の3月までの調査として300mを掘り進める予定が、50mのところで不具合が見つかり中止されたままという。

その後の詳しい説明などもないまま、不具合、としか報道もなされていないようだが、これは春日井の工事の遅延とも関連して重要な問題が発生しているのではないか。

 

5月の時点では社長が、しっかり点検しなくてはならない、と発言しており、マシン自体になにか異常が認められている、ということを連想させる。

深深度工事自体に対して、シールド工法が通用しない、ということにでもなったら、リニア計画自体の存続にも関わってくるだろう。

これは由々しき問題ではある。

 

通常の工事ではシールド工法はそれなりに効率の良いシステムと認められてきたようではあるが、深深度に対しては未知数である。JR側としては特に問題もないという大前提で始めてはみたが、通用しない部分もある、ということなのだろうか。

 

いかにも軽率に思える計画であるが、実際に十分な説明もされず、工事が半年近く遅れたままというのは、これもある意味異常な事態とも言える。

工事自体に暗雲立ち込めてきたのか・・