重点施策

JR東海の2022年度の重点施策が発表になった。

で、これ、毎年発表になるのだが、前年や過去の施策と比較、検討してる人は

いるのだろか。

2021年度、2020年度、2019年度と今年、はっきり言って全く同じである。

一言一句変化がない、かえって清々しいぐらい。

それだけ重要であるのは当然として、この数年の社会の動きには対応しているのだろうか。

 

2021年度からは冒頭に、コロナ、という単語が出てくる。毎年3月下旬に発表なので前年、2020年度はまだコロナ危機が浸透していなかったことがよくわかる。3月の時点では小学校などの休校問題が顕在化していたが、会社経営の問題としてはクローズアップされていない、ということである。

 

また、前回のテーマ、持続可能、についても2021年度から末尾に単語が登場する。

この1年の間に、世間に知られ一般に使われるようになった、ということだろう。

その前後の文章が微妙に変化しているので、このあたりには気を使っていることがわかる。施策自体には変更がないのだが、こういった細かい点には注意を払っていることがわかる。

 

具体的には、「等」が「をはじめとした」に変化をしているわけだが、他の部分が変更なく、ここだけを変更しているのはどうしてだろう。担当者にぜひ意図を聞いてみたいものである。何か、重要な意味、が隠されているのだろうか。

 

株主総会は5~6月開催と思われるが、さて、どなたか質問されないだろうか。