裁判官ー視察

ついに、というかストップリニア訴訟の担当裁判長と担当官二人が山梨実験線の現場を視察。ここまで来るのに2年かかったという。

 

この現場視察は原告側が強く要望していたもので、なかなか実現しなかったのだが、コロナも一段落、ようやく重い腰を上げてくれたというところだろうか。

現地見分という形ではなく、進行協議ということになったという。具体的にどういう違いがあるのかは不明だが、まずは判決に向けて良いニュースではある。

 

現地での進行協議ということで、視察中の接近取材や収録、写真撮影は厳しく規制され、その後にマスコミなどに向けた野外記者会見が開かれた。そこで原告団が質問に答えたというのだが、それなら視察中の取材も許可すればより明解だろうに、これは裁判官たちの顔バレ防止という意味もあるのだろうか。

 

視察は4か所におよび、車両基地建設に隣接する人、その畑などだったという。皆、騒音、振動の被害を訴え、畑では地下水に影響、農業用水が従来通り確保できなくなり、被害が出たことを報告したという。

対して、裁判官は熱心に真剣な表情で各住民の訴えに耳を傾けていたのが印象的だったと、原告団は語っている。

 

さらなる詳細はニュースで報告されるというので、これを待ちたい。