知事ー怒る

川勝知事が神奈川側の運営予定地を視察したらまだ半分も用地買収が

すんでいなかった、という話。

 

それを踏まえた上での、東京ー神奈川間のリニア部分開業を、という提案もかなり大胆というよりは挑発に近いぐらいではないか、とは思うのだが、さらに川勝知事が踏み込んだ発言をした。

 

静岡の定例記者会見で、2027の開業が遅れるのは用地買収の遅延も含めた神奈川側の責任である、というものである。

 

今まで、リニアの部分的な工事が遅れている、または開業予定すら予定通りいかない、というのは静岡側の責任というスタンスで、国やJR東海、推進派は発言を繰り返してきた。

工事許可を出さないのは静岡県であり、リニアという国家的大プロジェクトを一方的にとめているのは唯一静岡のみである、という静岡悪人説にも近いぐらいの姿勢をとってきた。

 

これに対し、知事は真っ向から新しい立場を表明というぐらいで、工事を始めるどころか用地買収すら進んでいないのは静岡以外の他県であり、開業予定の大幅な遅れは静岡の水資源確保問題とは全く関係がない、他県の事情である、ということである。

 

発言からほぼ一か月、推進派は特に反応したりコメントは出していないようだが、それも当然で、対論を出しようがないのであろう。

 

さらに、新たな展開を見せていく。