リニアジャック

安全性の話、地震とかは確かに不可抗力で防ぎようがないし、起きたら仕方がないので、それを事前予測、いかに被害などを防ぐか、という必ず起きる前提での対策が必要になってくる。

 

対して人為的なリスク、これに関してはどのような対策が取られているのだろう。

テロなどによるリニアジャックという問題である。

 

ハイジャックは過去にも重大な事件が起きており、その目的は多義にわたる。また、その目的により飛行機自体の特性を考慮した悪質なものが多い。

こういった犯罪行為では、犯人の脱出経路、が問題になるが、飛行機の場合そのまま他国に移動が可能。なので、亡命目的のハイジャック、というのはまさに飛行機の特徴を利用した犯罪になってくる。

 

ではリニアの特徴を利用した乗っ取り犯罪というのはどの程度現実的に考えられるものだろう。まず、地下のため犯人の脱出は不可能に近い。とはいえ、自爆テロのような犯人が逃亡を考えない犯罪にはこれはセーフティにはならないだろう。

また、利用時間が短い、という点、乗車の駅などが限定されている点、これなども犯罪の起きにくい長所とはなっている。が、犯人が同乗しないケース、爆破予告、のような

ものに対してはどうだろう。

 

深深度で迅速に安全確保がどのようになされるのか。利用する方からすると困った点ではある。こういった犯罪対応については大きな議論、その公開はされてないようではあるが、これは手の内を明かさない、という意味で必須になる。とはいえ、利用する方にとっては考えさせられる課題にはなるだろう。