安全性さらに

前回は、リニアの安全性について、飛行機と同じだろう、という話。

これをもう少し考えるとどうなるか。

 

例えば日本では地震が多い。地上でも震度3,4というのはままある。

さらにこれが地下だとどうなるか。マグニチュードと震度の違い、という話はおいておくとして、地上では微震でも地下ではより大きくなる、ということはあるのだろうか

当然、地下には地震計など設定されていない現状ではそういったデータはないだろう。

これに関しても専門的な調査などは聞いたことがないが、確認しておく必要がある。

 

また、現在でも地上の新幹線は地震を検知すると停車するようにはなっているが、これが地下ではより微弱な地震が多く感知されるとすると、より停車する機会が多くなる。ここが飛行機と最も違う点ではある。

 

深深度の地下、景色も見えない地下、そこで停車する、ということには一般人は平気なのだろうか。

エレベーターに閉じ込められる、という話はよく新聞に載るが、これもそれだけのニュースバリュー、つまり人間にとって被害度の大きい事件、ということであろう。

リニアの中での停車、さてこれはどのぐらいの精神的にプレッシャーのかかる問題なのだろう。

 

地震の場合、余震がある。ということはいったん地震を感知、停車した場合、すぐには発車再開とはならないだろう。これは地上でも同じである。深度の地下での発車未定の状況での停車。

特に閉所が苦手、ということがない人でもこれは相当なメンタルへの負担、影響を与えるのではないだろうか。