リニアその16

テロ対策の続き。

 

日本はこういった危機管理は本当に緩い。

起きてからじゃないと対策とらない、という体質もあるのだろうし、責任取らない体質とも言い換えれるのは国民的な気質、というよりかは社会の未成熟度を表すものなのだろうか。

 

例えば、海外からゴッホとか有名な美術品が来る場合、日本では「地下に24時間対応の管理システムがある」と説明するのだが、「そこがミサイルで破壊されたら?」「発電所が攻撃されたら?」というレベルの質問が海外の担当者からは普通に出て、こちらは何も答えられないのがよくあるパターンだという。

 

リニアの場合、隔離された空間の安全の確保、という難題ではあるし、対応が難しいのは当然ながら、起きてしまった時のマニュアル、みたいなのはどうなっているのだろう。

非常食や飲料水、常備薬、そういったものは完備されてるのだろうか。

 

さらに、遠隔操作での「爆弾仕掛けた」みたいな電話やメールにはどう対応するのだろう。

通常新幹線に比べ本数も少なく、さらに利便性が損なわれるとしたら、まったくもってリニア新幹線の長所が失われる。

これも根本的な問題の一つであろう。