北区住民の集いーさらに

様々な話題の中で印象に残ったのが樽井弁護士の話で、東京の田園調布の人たち中心に

リニア中止を求める裁判が大きな活動となっている件で、これは東京の富裕層の人たちの財産保持が目的、というところ。

 

工事の直接影響で家などに被害が出た場合は、原状復帰、と言った論点から補償の話になっていくのだが、高額の土地、高額の家屋、の所有者から見た場合、その地下に

リニアが通るというのはそれだけで路線価やマンションなどの実売価格に影響が出るもの。

その金額も相当なものになることが予想され、これはやはり事前に工事担当会社との折衝が必要ではあるだろう。

立派な財産権への侵害にもつながるだろうし。

 

金持ち喧嘩せず、とはよく言ったものだが、その富裕層が話を大きくするというのはこれはいろいろ考える点はある。便乗と言ってはいけないが、富裕層ではない人でも同時に訴訟を起こせば自らにとってプラスにはなることもあるだろう。

 

さらに担当弁護士からすると長引けば長引くほど弁護士費用は収入となってくる。

実際に事故発生で工事延期が確実となっている現状、これはプラスにしかならないだろう。高級住宅地、というのも大きなメリット、裁判が本格化、大きくなっていくのもよく理解できる。このあたりは樽井弁護士の本音?が現れたかのようで、深く考えたいところでもある。