リニアその3
これによって2027の開通はほぼ不可能なのはJRも公表している。大坂開通2037も同様だろう。事実上の延期である。
そして3日、その静岡県知事選の公示。現職川勝知事と自民推薦岩井氏の一騎打ちとなる。
国家的事業リニア建設の命運を握る重大な意味を持つ選挙、しかしコロナ禍ということもあり、全国規模の話題にほど遠い。
これを利用しているのが岩井氏である。
川勝知事が「自分は推進派」と言い、岩井氏が「自分は推進派ではない」と逆の立場を表明しているのも複雑だが、これによって選挙の争点からリニア問題が消滅、さらに注目度に欠ける選挙が予想されることになってきた。
県民の水問題ということもあり、リニア建設が争点になれば浮動票が動き、岩井氏は大敗することになるだろう。
そのために、意識的に投票率を下げようとしているようでもある。
そうすれば自民の組織票で勝負、60万~70万の争いになる、という読みだろう。
実際には100万ー60万で川勝知事の勝利と思われるが、そのなるとリニア建設問題、延期どころか中止の可能性も現実味を帯びてくる。
五輪ですら、コロナ渦では中止の声が日に日に高まり、今や国民最大の話題となっている現状、次はリニア、となるだろうか。
注目の選挙は20日投開票となる。