リニアその4

リニア建設反対の理由、問題点をコロナ渦という視点から考える、の最初は基本中の基本、「リニアっているのか?」、というもの。

 

例えば第二東名。旧来の東名高速のあまりの渋滞、もはや高速道路とは呼べない状況の中、かなり早くからそのリリーフとなる代替機関の必要は認識されていた。

そして国が動かないのに対し地方から部分的な行動が始まり、具体的に新東名の建設着工が開始されたはいいが、なんとその区間は「渋滞地区ではなかった」という信じられない話は事実。

 

北海道、東北に高速を作れば、その利用者は微々たるもの、これも「本当に必要だったか」とは着工前からも議論はされていた。

 

そして、東海道新幹線の利用者数は実に驚異的な数字ではあるが、1時間に10本という運行で対応、トータルとしては乗車率は60%ほど。速さを取るかゆったりを取るか、という選択の幅が広く利用者に支持されている利用だろう。もちろん利益も莫大である。

 

そうした状況でのリニアの必要性、これは「速さ」なのだが、これに関しては次回。